毎日実習に勉強に忙しくて国家試験対策まで手が回らないという人も多いのではないでしょうか?
目の前の実習や勉強も大切ですが、看護師になるためには国家試験を合格しなければなりません。

そんな国家試験ですが、今回は看護学生が効率よく勉強を進めるためのスケジュールについて見ていきましょう。
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国家試験対策は2年生から始める
看護学校に入学して1年目は基本的な座学が中心ですが、2年目に入ると実習が始まります。
看護専門学校では2年目に入ると基本的な座学の授業はほとんど終わっているので、必修問題レベルの問題は解けるはずです。
看護専門学校と看護大学では、在学期間が異なるためそれぞれの勉強のスケジュールを見ていきましょう。
看護専門学校は3年制で忙しい
看護専門学校は3年制のところが多く、時間にもあまり余裕がなく忙しいです。
1年生〜2年生のはじめ頃まで座学の授業があり、1年生の後半から実習が少しずつ入ってくるところも。
そして、2年生の後半からは領域別実習が始まり、3年生の2月頃まで実習が続きます。
領域別実習がスタートしてしまうと国家試験の勉強に当てる時間がないため、かなりタイトなスケジュールになります。
そして、3年生の夏には就職活動が始まり、ますます勉強時間が取れない日々が続きます。
領域別実習は3年生の1月半ばまで続くため、実習が終わってから1ヶ月経たないうちに国家試験となります。

看護大学は4年生で専門学校より1年多い
看護大学は4年間通うため、看護専門学校より1年長いことが特徴です。
実習のペースは専門学校と似ているところも多く、4年生の前半には領域別実習が終わり、就職活動や卒寮論文などをこなすスケジュールになっています。
専門学校と比べると余裕があるように思えますが、カリキュラムによっては保健師、助産師の同時受験を目指している人などは勉強量が多くなります。
そして、実習先も県外をまたぐところも多く、3週間遠方で泊まり込みで実習を行うことも珍しくありません。
比較的余裕のある2回生から必修問題を中心に、勉強を始めていくことが大切です。
勉強のスタートは必修問題から始める
国家試験の勉強はいざ始めようと思ってもどこから手をつけて良いか分からないという人も多いと思います。
まずは基本を押さえておくことが大切です。
必修問題は本番の試験では絶対点数を押さえておきたい項目でもあるので、必修問題からスタートすることがオススメです。
専門学校であれば2年生の前半には基本的な内容である座学は終了しているので、必修問題も解けるはずです。
1年生で勉強した解剖生理学や薬理学なども必修問題には出てくる項目なので、復習を兼ねて余裕があるうちから始めることが大切です。
看護専門学生の勉強スケジュール
専門学校に通っている人は、大学と比べて1年少ないためタイトなスケジュールになります。
2年生の始まりと同時に必修問題、基本的な知識を復習しておくことが効率よく進めるポイントになります。
看護大学の学生の勉強スケジュール
看護大学に通っている学生のスケジュールは、比較的余裕があるように見えますが、実習が終わった4回生の後半には就活と卒論に追われて時間がないということも多いです。
2回生で終了した基本的な知識と必修問題は、早いうちから勉強に取り掛かっておくことが大切です。
自分にあった勉強法を見つけることが大切
勉強が苦手という学生は多いですが、国家試験に合格するためには勉強は避けて通れません。

必修問題の勉強に役立つ参考書
気軽に始めたい人にオススメ
【看護師国家試験パーフェクト!必修問題対策(2018)】
基礎問題が穴埋めになっており、基礎を確認してから問題を解くことができるので、気軽に続けられる参考書です。
問題を一気に解いてから確認するというよりは、一つ一つを丁寧にこなしたいという人に向いています。
とにかく数をこなしたい人にオススメ
クエスチョン・バンク Select必修 2018: 看護師国家試験問題集
【クエスチョン・バンクSelect必修 看護師国家試験問題集 2018】
クエスチョンバンクは知っているという人も多いですが、これは必修問題に絞った問題集です。
全部で720問も問題が収録されているので、とにかく数をこなして自信をつけたいと考えている人にオススメです。
国家試験の勉強を効率よく進めるために
看護学生は勉強に実習に忙しい毎日を送っている人が多いと思います。
3年生では実習がメインになるので、勉強をする時間が確保できないと悩んでしまうことも多いです。
余裕を持って勉強を進めるためにも、計画を立ててこなしていくことが大切です。