手術室見学レポートで使える!看護学生の実習で学びたいポイント

看護学生の急性期の実習では、実際に手術室の中に入って手術内容などの見学を行います。

手術室は病棟とは違う環境なので、どのようなことを学ぶのか分からない学生もいるはず。

手術室の看護は患者さんとの直接の関わりだけではなく、手術を安全に進めるための準備なども含まれます。

今回は、手術室見学レポートで使える看護学生の実習で学びたいポイントについてお伝えします。

急性期の実習は手術室見学がある

急性期の実習の中では、実際に手術室の中に入って見学を行う見学実習があります。

オペ室の中に入って見学すると聞いて驚いた学生もいるかもしれません。

急性期では術前から術後、退院までの関わりがメインになるので、術中の様子を理解することでより勉強が深まります。

実際に手術の様子を見学する

手術室見学では、実際に手術室の中に入って手術の様子を見学します。

見学できる手術の内容などは実習先によって異なりますが、手術を行っている風景を間近で見ることができます。

臓器や血などもダイレクトに見えるので気分が悪くなってしまう学生も少なくありません。

私が学生時代の時も手術室見学で倒れてしまった友人もいました。

手術室看護師が教える!手術室見学実習で学んでほしいポイント

ここでは、手術室で働く看護師に手術室見学実習で学んでほしいポイントについて聞いてみました。

これから手術室を見学する人は参考にしてみてくださいね!

手術を受ける患者さんへの関わり

手術室では病棟と異なり、1人の患者さんと時間をかけて関わることがありません。

手術前日には担当する外回りナースが術前訪問を行い、手術の流れなどを説明し、患者さんが安全に手術を受けられるよう務めます。

術前訪問を行う目的としては、術前の患者さんの不安の緩和だけでなく、誤認防止の意味もあります。

手術室に入室するときに本人確認を行いますが、顔をしっかり把握しておくことで患者さんの取り違えを予防することができます。

病院によっては患者さんから好きな音楽を流して欲しいとの要望を受け、不安の緩和の関わりとして実施ているところもあります。

手術室で行なっている業務内容

病棟では患者さんの退院に向けて退院調整や日々の生活援助などがメインになります。

手術室は特殊な環境であり、手術前の部屋の準備から術中の介助業務、術後訪問などの業務を行います。

患者さんと関わる機会が多い病棟と比べると、「看護」のイメージがつきにくい学生もいると思います。

しかし、全ては安全に患者さんが手術を受けることを目的に行っています。

手術前の器械展開などは関係ないように思えますが、手術をスムーズに進めるために必要な過程です。

手術中の患者さんへの看護

全身麻酔で手術を行う場合は、患者さんの意識はなく眠っている状態です。

意識がない状態の患者さんの看護こそが、手術室で働く看護師の腕の見せ所となります。

術中は長時間の同一体位を保持することから褥瘡のリスクが高くなります。

褥瘡を予防するために皮膚を保護したり、関節の可動域に注意しながら体位を固定します。

話せない患者さんだからこそ、安心して手術が受けられるように配慮しながら関わることが求められます。

手術室見学で見るべきポイント

看護学生の中には「手術室見学で何を見たら良いか分からない」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?

実習をより理解するために、見学の時に見るべきポイントについて紹介します。

手術が始まるまでの準備

手術が始まる前に必ず準備を行います。

ベッドの位置や術中に使用する器械の展開、物品の準備など。

術中は部屋の温度を下げて手術を行うため、肌寒いと感じることが多いですが、患者さんが入室される前には室温を上げておきます。

このように患者さんが安心して手術を迎えられるよう、細やかな配慮を行っています。

手術中の看護師の動き

手術中はドクターの側で器械を手渡す「器械出し」と、術野の外で業務を行う「外回り」と呼ばれるナースがペアで手術を担当します。

器械出しナースはドクターの指示に従い、指示された器械を使いやすいように手渡し手術の進行をサポート。

外回りナースは、患者さんの全身状態を把握しながら手術の進行に合わせて、必要な物品や連絡などを行います。

手術室はチームプレイであり、麻酔科医と執刀医、ナースのそれぞれが協力して手術を進めていきます。

看護師が手術中にどのように動いているのかを見ることで、手術室看護を理解することができるでしょう。

手術終了後の患者さんへの対応

手術が終わると患者さんは全身麻酔から覚め、病室に帰室します。

麻酔から目が覚めた患者さんに看護師は「手術は無事に終わりましたよ」と声をかけます。

この声かけで状況を理解し、涙を流されて安心される患者さんもいます。

また、声かけの反応により麻酔がしっかり覚めているかなどの意識レベルの確認も行っています。

手術室で働く看護師の役割を理解しよう

先ほどは、手術室で働く看護師の業務について紹介しましたが、手術室で働く看護師の役割を理解しておきましょう。

手術室は特殊な環境であり、病棟で行う看護とは異なります。

術中に意思疎通ができない患者さんへの看護とは?

手術室で患者さんと関わる場面は、主に全身麻酔により眠っている状態です。

意思疎通ができないため、体位を固定する時にも「痛い」などの訴えができません。

体位固定も一つ間違えると、合併症として神経障害を引き起こすことがあります。

手術を安全に進行し、合併症を起こさないためにも、患者さんへの細かい配慮が必要になります。

話せないからこそ、患者さんの立場に立って看護を行うことが求められます。

手術室見学実習で使える質問項目

手術室の見学実習に行った時には、ぜひ色々なことを質問して学んで欲しいと思っています。

手術室見学実習で使える質問項目について紹介します。

  • 術前の不安を緩和するために行っている関わりとは?
  • 術前に患者さんと信頼関係を築くために行っていることは?
  • 患者取り違えなどを防ぐために行っていることは?
  • 手術室で働いていてやりがいを感じた場面は?
見学実習では実際に現場で働く看護師に質問をする機会もあると思います。

その機会を生かして、実習を充実させてくださいね!

手術室見学実習を理解するために

手術室見学実習では、手術中の様子を知ることで急性期の実習の理解を深める目的があります。

手術室は特殊な環境であり、病棟とは違った方法で看護ケアを実施しています。

術中の様子を知ることで、術前から術後のトータルで理解することができ、知識を深めることにも繋がります。

急性期の実習にオススメ

急性期の実習は患者さんの展開も早く、大変に感じている看護学生もいます。

勉強することも多く、実習についていけず落ち込んでしまう人もいますよね。

この参考書は、急性期の実習で必要な術前・術後ケアについて詳しく紹介されています。

アセスメントにも活用できるので、看護学生だけでなく看護師になってからも使える1冊です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です