看護学生が実習で活用できるバイタルサインの報告例とアドバイス

看護学生の中には、担当看護師にバイタルサインの報告が苦手に感じている人もいるのではないでしょうか?

看護実習では受け持ち患者さんのバイタルサインを担当ナースに報告しますが、厳しい言葉で対応されたりと苦い経験をした事がある人もいると思います。

実習に慣れていない間はどのように報告すれば良いのか分からないですよね。

今回は、看護学生が実習で活用できるバイタルサインの報告例とアドバイスについてお伝えします。

実習では看護師にバイタルサインを報告する

看護実習では受け持ち患者さんを通して技術などを学んでいきますが、実際にバイタルサインの測定も行います。

バイタルサインの測定結果は、受け持ち患者さんの担当ナースに報告する決まりとなっています。

看護師への報告が苦手な学生も多い

実習に参加する看護学生の中には、担当ナースへの報告が苦手な人も少なくありません。

バイタルサインの数値を報告すると「それで?」「それだけ?」などと突っ込まれてしまい、答えられない経験をした人もいると思います。

中には態度がキツイ看護師も多いので、厳しい口調で指導されてトラウマになってしまう人も。

報告の時間になるとビクビクしてしまう学生も多いです。

看護師へのバイタルサインの報告は数値だけで良い?

受け持ち患者さんのバイタルサインの報告は、数値だけで良いのか?と疑問に思っている人もいると思います。

実習の内容にもよりますが、バイタルサインの報告は数値だけを報告してしまうと厳しいツッコミを受けてしまうことも。

数値だけでなくアセスメントも求められる

バイタルサインの報告は、測定した数値だけではなくアセスメントも求められます

1年目の基礎実習では数値のみの報告でも指導されることは少ないですが、2年目、3年目の実習ではアセスメントが必要になります。

学生の中には「担当看護師もバイタル測定をしているから数値だけの報告で良いんじゃないか?」と思っている人もいるかもしれません。

アセスメントは看護師として働き始めて身につけるものではなく、学生の間から基礎を身につける事が大切になるので、アセスメントに関する指導をされることもあります。

看護学生が実習で活用できるバイタルサインの報告例

看護学生の中には、担当ナースへのバイタルサインの測定の報告が苦手な人もいると思います。

ここでは、看護学生が実習で活用できるバイタルサインの報告例とアドバイスについて見ていきましょう。

看護師へのバイタルサインの報告例

看護師へのバイタルサインの報告は、どのようにすれば良いのか分からない人もいると思います。

まずは、看護師へのバイタルサインの報告例を見ていきましょう。

【順調に経過しているパターン】

〇〇号室のAさんのバイタルサインですが、体温36.0、脈拍69回/分、血圧120/60、SpO2=99%、呼吸異常や副雑音なく経過されています。

呼吸状態も安定しており自覚症状の訴えもないので、経過は良好であると考えます。

昨日は入浴できないことを気にされていた発言がありましたが、本日シャワー浴を実施して「気持ちよかった」と仰られていました。

また、申し送りでは家族がいつ来るか分からないとの発言がありましたが、先ほど本人から明日の◯時に奥様がお見舞いに来られると聞いています。

【異常があったパターン】

〇〇号室のBさんのバイタルサインですが、体温36.0、脈拍80回/分、血圧140/70、SpO2=99%、再検しても数値変わらず、通常より血圧が高いですが、頭痛などの訴えもなく指導者に相談して様子観察を行っていました。

その後、1時間後に再度計測したところ、血圧120/60まで下がっており問題なく経過しています。

自覚症状の訴えもなく、内服漏れも見られなかったのですが、異常があればすぐに教えてもらうよう本人さんには伝えています。

担当ナースに報告するときの3つのアドバイス

受け持ち患者さんのバイタルサインを担当ナースに報告する時は、緊張してしまい上手く話せない人もいると思います。

報告がうまく出来るためのアドバイスを3つ紹介します。

看護師に声をかけるとき

常に忙しそうにしている看護師に、声をかけにくいと感じる学生も多いですよね。

看護師に声をかけるときは、状況を伺うように声をかけることがポイントになります。

「〇〇さんのバイタルサインの報告をさせていただきたいのですが、今よろしいでしょうか?」

忙しいから後にしてなどと言われることもありますが、そのときは時間を空けて再度声をかけるようにしましょう。

また、点滴や薬チェックをしている時は話しかけるのは控えましょう。

ナースステーションでカルテ入力をしている時が、比較的声がかけやすいタイミングです。

担当ナースが捕まらないときは、黙って様子を伺うのではなく指導者に相談することも大切です。

報告は優先順位を決めて行う

バイタルサインの報告では、優先順位を決めて行うことがポイントになります。

数値の報告では細かい順番について突っ込まれることも少ないですが、アセスメントの部分に関しては優先順位が高い情報を伝えるようにしましょう。

朝の申し送りでは日勤帯で見て欲しい部分が共有されるので、申し送りの内容やカルテの内容を把握しておくことが大切です。

受け持ち患者さんに関して特記事項や特に問題がなければ、変わりがないことも伝えます。

患者さんの様子も伝える

報告では必要事項を伝える時に、患者さんの様子なども合わせて伝えるとアセスメントに繋がりやすいです。

ケアを実施したら、その時の発言や様子なども合わせて伝えると担当ナースがカルテに記入しやすくなります。

実習では、担当ナースよりも学生の方が受け持ち患者さんと過ごす時間が長いので、学生しか知らない情報もしっかり伝えるようにしましょう。

学生だから出来なくても許されるは間違い

看護学生の中には、学生だからアセスメントや報告が出来なくても仕方がないと考えている人もいるかもしれません。

医療現場では患者さんの命を預かっているため、学生であっても甘えなどは許されません。

プロ意識を持って取り組む姿勢が大切

現場の看護師は学生に厳しい指導を行うこともありますが、最初から学生に完璧にこなして欲しいと思っているわけではありません。

学生であっても患者さんの前では医療のプロであるので、しっかりプロ意識を持って取り組んで欲しいと考えています。

医療現場では少しのミスが患者さんの命に直結するため、責任感を持って実習に取り組むことが大切です。

看護実習で自信を持って報告できるようになるために

看護実習で行う担当ナースへの報告が苦手に感じている学生もいると思います。

看護師になっても申し送りやリーダーへの報告が必要になってくるので、学生の間に報告に慣れておくことが大切です。

最初から完璧な報告をしようと思うのではなく、実習に対して前向きな姿勢で取り組むことが必要です。

報告は数をこなすことで慣れてるので、怖がらずに積極的に行うことで自信にも繋がります。

バイタルサインのアセスメントの勉強にオススメ

バイタルサイン測定は患者さんの状態を把握する基本的な情報になります。

報告を行う時は、これまでの経過や状態を見て正常か異常かを判断することが必要になります。

この参考書は、アセスメントに必要な視点や解釈、異常の早期発見のポイントなどが詳しく紹介されているのでアセスメントスキルを身につけたい人にオススメです。

内容は臨床で働く看護師向けになっていますが、看護師になってからも必要な知識なので、学生の間から勉強しておいて損はないと思います。

領域別実習では、基礎実習よりもさらに高度なアセスメントが求められるので、実習で活用できる1冊です!

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