聴診器は血圧測定や心音、呼吸音の測定などを行うときに必要になるものです。
学生の中には「そろそろ実習が始まるから聴診器が欲しい」と考えている人もいるかもしれません。
最近では色々なカラーやタイプの聴診器も出ているので、どの聴診器を選べば良いのか分からないという人も。
聴診器は使いやすさだけでなく、目的も考えて購入することがポイントです!

コンテンツ
- 聴診器には2種類のタイプがある
- イヤーピースのチェックも必要
- 人気が高いカラーはピンク
- 聴診器はリットマンがオススメ
- 自分の聴診器に目印をつけておく
- 自分に合った聴診器を選ぶために
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聴診器には2種類のタイプがある
聴診器は種類が少ないイメージがありますが、大まかにダブルとシングルの2つのタイプがあります。
シングルタイプ
シングルタイプは、聴診する面が片面だけの一般的な聴診器です。
主に血圧測定の時に使用されます。
ダブルタイプ
ダブルタイプは、聴診する面が両面のリバーシブルになっているものです。
目的に合わせて使い分けができるのが特徴です。
ダブルタイプには、オープンベル型とダイアフラム型と呼ばれる膜型がリバーシブルになっている状態です。
聴診部位が小さいオープンベル型は、主に呼吸音や心音、血管などの低周波音の聴診に使用します。
聴診部位の大きい膜型は、呼吸音や腸蠕動などの高周波音の聴診に使用します。

購入するならダブルタイプがオススメ
実習で聴診器を使用する場面は、血圧測定がメインになります。

と思った人もいると思いますが、購入するならダブルタイプがオススメです。
実習では血圧測定の時しか使用しないことも多いと思います。
しかし、看護師として働き出したら呼吸音や心音など細かい観察が必要になります。
ダブルタイプであれば、目的に合わせて聴診ができるので現場で使えます。
イヤーピースのチェックも必要
聴診器を選ぶ時は、色で迷う人も多いと思います。
自分が身につけるものなのでどの色のものを買おうか考えてしまいますが、イヤーピースのチェックも忘れずに行いましょう。
イヤーピースとは、聴診器の耳にはめる部分です。
イヤーピースは耳にしっかりフィットしていないと上手く聴診することができません。

ソフトタイプのものがオススメ
イヤーピースが硬いものだと、少しの時間耳につけているだけで痛みを感じてしまいます。
また、耳の中にフィットせず聴診が出来ないということも。
イヤーピースはソフトタイプのものを選ぶことがオススメです。
商品の写真ではイヤーピースまで写っておらず確認が難しいですが、仕様のページには記載されていることが多いので確認しておきましょう。
人気が高いカラーはピンク
聴診器を購入する時に一番悩む部分が、カラーではないでしょうか?
最近の聴診器はカラーバリエーションも豊富なので、どの色にするか迷ってしまいますよね。
基本的にどのようなカラーでも問題ありませんが、学生に人気が高いカラーは「ピンク」です。
パールピンクやラズベリーなどのカラーも人気が高いようです。

自分の好きな色でいい
「あまり派手な色だと実習で何か言われるかな?」と悩んでいる人もいるかもしれません。
基本的に実習で使用する聴診器の色で何か言われることは少ないでしょう。
聴診器を実習で使用するのは3年間の間だけなので、看護師になってから使い続ける方が長いのです。
自分の好きな気に入ったカラーの聴診器を購入することが良いと思います。
私はオレンジ色の聴診器を購入しましたが、学校を卒業した今でも使っています。
聴診器はリットマンがオススメ
聴診器は様々なメーカーのものがありますが、その中でもリットマンの聴診器がオススメです。
少し値段は高いですが、軽くて聴診しやすいので、実習でも使いやすいと思います。
イヤーピースもソフトタイプで耳にしっかりフィットしてくれるので、聴診がスムーズに出来ます。

カラーバリエーションも豊富なので、自分だけのお気に入りのカラーを見つけることができます。
自分の聴診器に目印をつけておく
実習中は誰かが忘れ物をした時など、グループ内で聴診器を貸し借りする場合があると思います。
聴診器には名前を直接書き込むことはないので、周りと同じようなカラーの場合は自分のものか分からなくなってしまうことがあります。

私の場合は、ヘアゴムを聴診器につけて目印にして使っていました。
最近では、こんなカワイイ便利なアイテムも出いているので、活用するのも良いでしょう。
ピンクリップを活用する
これは聴診器につけるピンクリップというアイテムです。
これをつけておくと自分の聴診器の目印になるので、取り違えなどを防ぐことができます。
病棟では聴診器をナースステーションにまとめて置いてあるので、自分のものが分からなくなることも多いです。
実際にピンクリップを使っているナースも多いです。
特に小児の実習ではコミュニケーションのきっかけにもなるので、気になる人は使ってみてはいかがでしょうか?
自分に合った聴診器を選ぶために
聴診器は、血圧測定や呼吸音、心音の聴診を行う時に必要になるものです。
学生時代だけでなく、看護師として働き出してからも使い続ける人も多いです。
ずっと使い続けていくアイテムなので、自分の気に入った使いやすいものを選ぶようにしましょう。
