看護学生の中には、実習に行きたくないと思っている人もいると思います。
実習先にもよりますが、忙しい実習では寝る時間もなかったり、記録に追われたりします。
でも、実習に行きたくない本当の理由は、実習先の看護師や指導者の対応が怖いからという人も。
実習先の看護師や指導者の対応は、実習そのものを左右するくらい学生にとっては重要ですよね。
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実習が辛いと感じる理由とは?
実習に行きたくないと思っている学生は多いですが、看護師になるためには、実習はクリアしなければなりません。
実習を経験している学生の中には、実習が辛い、精神的にしんどい、などの声が聞かれます。
中には、もう二度とあの実習には行きたくない!と言っている人も。
実習に行きたくないと言っている人の多くは、実習で辛い体験をしたことがある人です。
看護学生あるある(辛い実習編)
看護学生の「実習が辛いと思った瞬間あるある」を見ていきましょう。
実習先で学生は邪魔者扱い
実習先で挨拶をしたら全員に無視された!経験をしたことがある人もいるかもしれません。
現場では忙しいため、学生に構っていられないのは分かりますが、あからさまに邪魔者扱いをされてしまうと傷ついてしまいますよね。
「邪魔」「どいて」など、患者さんの前ではニコニコしている看護師が、ナースステーションでは学生に対してキツイ言葉を使ってくることもあります。
声をかけただけで看護師に怒られる
実習では、担当ナースに挨拶や行動調整を行いますが、声をかけるタイミングが難しいと感じている人もいると思います。
申し送りの直後に担当ナースに挨拶に行きたいところですが、声をかけると「後にして」「今声かけないで!」なんて言われてしまうことも。
結局挨拶ができず、実習を進めることができなかった経験をした人もいるかもしれません。
また、報告のために声を掛けると質問攻めにされて怒られてしまったり、理不尽だと感じた人も多いと思います。
まるでイジメのような環境に、辛くなってしまうことも多いですよね。
看護師の存在そのものがプレッシャーに感じる
ナースステーションでは、カルテを見ながら情報収集などを行いますが、看護師の存在そのものにプレッシャーを感じている人も多いです。
ラウンドで忙しい時間帯のはずなのに、怖い看護師がナースステーションにいる、これだけで緊張感が高まり集中できないですよね。
病棟内では、どこに行っても看護師の存在があるので、気が休まらず気疲れする人も多いと思います。
指導者に質問攻めされて答えられない瞬間
実習中は、常に勉強をしながら進めていくことが必要になります。
実習中は、記録などを見てもらい指導者から指導を受けますが、質問攻めにされて答えられないことも。
答えられないのは勉強していないからだ!と言われてしまい、落ち込む人も多いはず。
質問攻めの雰囲気に圧倒されて、答えられない人も多いですよね。
質問攻めにされて答えられない自分に対して、自尊心が低下してしまい辛く感じてしまう人も多いです。
実習記録が大量になり眠れない毎日が続くとき
実習中は毎日実習記録を書いて提出します。
受け持ち患者さんの状態によっては、問題点が多く記録が大量になってしまうこともあります。
実習中は、勉強と記録とレポートと提出物が多いので、眠れない日々が続き辛く感じてしまいます。
急性期の忙しい実習などでは、3日間オールで実習に通うことも。
バイタルサインを担当ナースが再検していた時
実習中は、受け持ち患者さんのバイタルサインなどのケアは学生が行うことが多いです。
測定した結果は受け持ちナースに報告しますが、測定が終わった後に、担当ナースが測定していることもあります。
病室のカーテン越しに「さっき測ってもらった」と訴える患者さんに「学生さんが測ってたからもう一度測らせて」とナースの声が。
学生とは言え、信頼されていないのだと思い悲しくなりますよね。
実習の辛い経験を乗り越えるために
実習は、良い経験だけでなく嫌なことや怖い経験も多いです。
怖いと感じた経験は、どうしても記憶に残りやすく、ネガティブなイメージにつながってしまいます。
実習で経験した辛い体験は、今後の学生生活にも生かすことができるはずです。
辛い経験を学びに変えて前向きに実習に取り組んでいきましょう!
実習に前向きになれるオススメの参考書
実習はどうしてもネガティブなイメージが多いですが、そのイメージは不安が原因のものもあります。
分からない不安が、実習への恐怖心に繋がっていることも考えられます。
この本では、実習中に知っておきたいことが詳しく紹介されているので、実習前に読むと不安が解消されます。